読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【書評】決してふしだらではない「乳房論」を読んでみた

 

乳房!

 

皆さんは乳房が好きだろうか。僕は大好きだ。胸を張って言える。

 

僕が乳房に対して抱いているイメージは、母性の象徴・性的衝動を掻き立てる記号・エロい・触りたい・ミルク・お椀型・陥没、などなどであるが、今回紹介する乳房論を読んで、その理解は浅いと認識せざるを得なかった。

 

大きいものと小さいもの、正しいのはどちらか。上から見たものと下から見たもの、どちらが美しいのか。これまで繰り返し行ってきた禅問答にさほどの意味はなかったようだ。

 

乳房論

女性の乳房は、さまざまな意味を与えられてきた。乳幼児を養うもの、男性によって愛撫されるもの、芸術家にインスピレーションを与えるもの、法規制によって隠蔽を義務付けられるもの、そして女性自身のもの。それは、乳房を所有しているのは誰なのか、という問題にも直結してくる。各種の社会体制や欲望の対象になってきた乳房を、古代から現代にいたるまで総覧する文化史。図版多数。

 

乳房論の著者はマリリン・ヤーロム、スタンフォード大学の研究院でジェンダーと性について研究していた。何が言いたいかというと、真面目に研究をしていた人が著したもので、決してふしだらな本ではないということだ。

 

もちろん、僕だってふしだらではない。この本を手に取ったのも知的好奇心が僕を突き動かしたからに他ならない。仮にそれ以外の何かがあったとしても健全な男性であれば正常なことなので、何の落ち度もないとあらかじめ擁護しておくことにする。

 

 読むまでのいきさつはどうでもいいから中身はどうなの?っていうことで内容に移っていこう。

 

始めに目次を示すと下記の通りだ。 

序章  移り変わる意味

第一章 聖なる乳房

第二章 エロティックな乳房

第三章 家庭的な乳房

第四章 政治的な乳房

第五章 精神分析化学上の乳房

第六章 商品化された乳房

第七章 医学的乳房

第八章 解放された乳房

第九章 危機にある乳房 

うーん、だいたいがAVのタイトルに見えてくる・・・乳房の持つイメージはそれだけ強いということか・・・それともそれだけ僕の頭が乳房に汚染されているのか・・・考えても答えは出てこない。

 

今回僕が乳房論を読もうと思った目的は、「乳房に対する知識・理解をより深めること」なので惑わされずに我慢をして読み切った。

 

乳房はいったい誰のものなのか。非常に大きなテーマであった。乳房を所有する女性のものなのか、乳飲み子のものなのか、愛撫する男性のものなのか。あるいは女性の乳房を商品として売り出す製作者のものか、乳房をデッサンする画家のものか。

どうあがいても僕のものではないようだ。

 

「善」でも「悪」でもある乳房

f:id:stockeizoku:20170122174855j:plain

乳房はただエロいだけではないのだ。善と悪の二面性を持つ。僕のように性的な面ばかり見ているのは愚かと言わざるを得ない。

善の面を挙げると、 乳児を生きながらえさせ成長させる命の源・母の愛・社会政治面における自由の象徴(近年では単純に脱ぎたい人が活動と称して脱いでいる場合もあるが、僕は嬉しいのでモーマンタイ)・美の象徴、などなど多くの顔を持つ。

 

他方、悪の面もある。こちらは、挑発的に男性を誘惑し心を惑わす・色欲の手先・商品となった乳房などなど。(どちらかというと乳房を見た男性の心の変化が原因で、一概に乳房自体が悪とは言えないと思うが)

僕が好きなのは悪の面、誘惑されてズタボロにされたっていい・・・

 

少しでも気になった方は手に取ってみるといいだろう。

次はこちらの本を読んでみようと思う。

おわりに

僕のように99%の根源的欲求と1%の知的好奇心で手に取ったとしても、決して恥ずかしい事ではない。生物である以上、性から逃れることはできない。生きている以上、いつかどこかで向き合わなければならないもの、それが性である。

しかしながら、性的な部分だけで乳房に向かい合うには部が悪すぎる。少しでも乳房に対する知識・理解をより深めたい方にはおススメの一冊。

 

本記事が皆さんの乳房に対する理解に役立てば幸いである。

 

官能小説に興味のある方はこちらの記事がおすすめです。

stockeizoku.hatenablog.com

 

ではさいなら!