エネルギー的観点からの男性の排尿方法に関する考察

【背景・目的】

 男性の排尿方法には、立ちション法と座りション法の2つが存在している。従来、立ちション法が一般的な男性の排尿方法であったが、近年、座りション法が台頭し、若年層を中心に徐々にその地位を確立し始めている。立ちション法には男性としての矜持を維持できるという大きなメリットがある一方で、便所内の清潔性を損ねてしまうというデメリットが存在する。対して、座りション法では便所内の清潔性を保てるというメリットがある一方で、男性としての矜持を著しく損ねてしまうというデメリットが存在する。どちらも一長一短であるが、男性の排尿方法として立ちション法と座りション法のどちらがふさわしいのかについては未だ結論が出ていない。

 そこで、本記事では男性の排尿動作を、脱衣・構え・放尿・着衣の4つに分類し、エネルギー的観点(面倒臭さ)から立ちション法と座りション法のどちらがより優れた排尿法であるかについて考察を行った。

 

【本論】

 男性の排尿法である立ちション法と座りション法を脱衣・構え・放尿・着衣の動作毎にエネルギー的観点(面倒臭さ)から考察を行う。

 立ちション法の場合、脱衣はズボンのファスナー部を開くだけで完了し、構えは直立であるため動作を必要としない。立ちション法唯一のデメリットである放尿であるが、放尿位置が高いため小便の落下距離が伸び、小便を飛散させてしまう。脱衣と同様に着衣もズボンのファスナー部を閉じるだけで完了である。然しながら、立ちション法では排尿後の清掃動作が必要となる。この清掃動作は飛散箇所の特定・布巾の用意・拭き取りといった3つの過程が存在する。

 座りション法の場合、脱衣は構えと同時に行われる。便座に背を向け、ベルトを外し、ファスナーを開き、ズボンを膝部に下げると同時に腰を便座に下ろすことで脱衣と構えが同時に完了する。排尿に関しては便座に腰を下ろしていることで小便の落下距離が短くなることに加え、自らの臀部が便座の空きスペースをブロックすることで小便の飛散をほぼ100%防ぐことができる。着衣に関しては、立ち上がりと膝部からのズボンの引き上げ動作が立ちション法との差分となる。

 

【結論】

 排尿動作のうち、脱衣・構え・着衣の動作で立ちション法での優位が認められる。一方、立ちション法のデメリットである小便の飛散による排尿後の清掃動作は、飛散箇所を特定し、布巾を用意し、床や壁を拭く必要があるなど、立ちション法の優位性と座りション法の立ち上がり動作を超えるエネルギー消費(面倒臭さ)があると考えられる。

 以上の事から、「男性の排尿法をエネルギー的観点から見た場合、優れているのは座りション法である」を本記事の結論とする。