読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ピラセタムとコリンの効果を体験してみた

頭が良くなるという噂のスマートドラッグ

f:id:stockeizoku:20170405225556j:plain

見るからに怪しくて仕方がない。脱法ドラッグやハーブなど怪しい薬物と同類では・・・。

それでもスマートドラッグを飲むことで理解力が高まり、学習する時間が短縮できればという欲や、単純に面白そうだなと興味が勝り実際に使用してみました。

飲んで体調悪くなったらどうしよう・・・

 

注意:実験的手法を用いたわけではないので、これらのスマートドラッグ自体に効果があるかどうかに関しての根拠にはなりえません。個人の体験・印象としてお楽しみください。

 

 

そもそも頭の良さとは

頭の良さとは何かという定義ですが、僕個人の考えでは頭の良さとは、『より少ない労力で目的を達成する能力』だと思います。

 

学校ではテストの点数が高い人は、頭が良いと言われます。確かにテストで高得点を取ることのできる人は頭のいい印象があります。

それでは、同じテストで同じ点数だった場合にはどうでしょうか。例えば、長時間勉強をして満点を取る人と、短時間の勉強で満点が取れる人、どちらが頭が良いかと思うか問えば後者と答える人が多いでしょう。同じ点数でも、後者は「テストで高得点を取る」という目的を、「短時間の勉強」という少ない労力によって達成しているからです。

 

このような考え方を持っている時点で、「スマートドラッグを飲むことで本当に頭は良くなるのか?」とある程度の疑問を持っているわけですが、もしかしたら脳の機能自体を底上げすることでアウトプットが改善されるのでは?

 

スマートドラッグを飲む

脳の機能が底上げされる

情報処理能力が高まる

優れたアウトプットができるようになる

 

といった流れで効果が現れるのではないかと、淡い期待を寄せながら藁にもすがる思いでスマートドラッグの効果を調べてみました。

 

どのように作用することで頭を良くするのか

ピラセタムやコリンなどのスマートドラッグについて調べてみると、いくつか種類があり、それぞれ異なる効果があるということがわかってきました。

ざっくりとまとめると下記の3つに分けることができます。

 

A.脳のエネルギー使用量増加(ピラセタム・アニラセタム)

B.脳の血流改善(ビンポセチン・ニセルゴリン)

C.脳で使用されるエネルギー源の供与(コリン・アセチル L-カルニチン)

 

1つずつ見ていきましょう。

 

A.脳のエネルギー使用量増加

脳内での情報のやり取りは、伝達・伝導の2種類の方法によって行われています。伝達は脳細胞と脳細胞にある間隙を神経伝達物質が放出・受容することで起こる一方で、伝導は脳細胞同士が直接くっついていることで伝わる電気信号により起こります。ピラセタムは前者の神経伝達物質の受容を促進することによって脳細胞で使用するエネルギー量を増加させます。

パソコンに置き換えれば、CPUのクロック数を上げるようなものでしょう。 

 

1.ピラセタム

f:id:stockeizoku:20170406043043j:plain

 ピラセタム(Nootropill)800mg

脳機能調整薬としてヨーロッパ諸国では普通に処方されている。また、動物実験によって神経活動の活性化が確認されるなど科学的にもその効果が認められています。※1

 

感想

単独で一錠飲んだだけでは特に効果は感じられませんでした。それどころか服用して数時間後に軽い頭痛がするようになりました。脳内でのエネルギー消費を増やすため、単独で服用するとエネルギー源が枯渇してしまうことが原因かと推測。試しにコリン(C. 脳で使用されるエネルギー源の供与)と併用したところ、頭痛は起こらず、ジョギング後の頭がスッキリしたような感覚や集中力の高まりを体感できました。併用によっては効果ありと言えるでしょう。(プラシーボ効果の可能性あり)

 

B.脳の血流改善

 血流改善に関してはわかりやすいのではないでしょうか。細胞が活動する際には、肺から取り込んだ酸素や、食物から作られた糖を使用することになります。当然使用した後には、残ったエネルギーの搾りカスを速やかに循環しなくてはなりません。そのため、良好な血液循環が起こっていれば、脳は常にハイパフォーマンスを実現することができます。

1.ビンポセチン

 

f:id:stockeizoku:20170406043019j:plain

ビンポセチン10mg

脳内の毛細血管を拡張することで、血流を改善します。複数の動物実験で神経細胞数の減少を抑制するという効果が確認されていることに加え、高齢者の治験によっても認知機能の改善が確認されるなど、科学的にその効果が認められています。※1

 

感想

単独一錠服用で効果なし。ニセルゴリンとの併用で視界が広くなったような感覚、頭がすっきりとしているような感覚(働かなくなっているだけ?)を覚えました。理屈としては納得したものの、実際に自分に効果があるのかは判別が難しいです。レビューなどを見ると視界が広がるので何か注意力を発揮する場面で服用すると良いという声がありますね。

 

2.ニセルゴリン

f:id:stockeizoku:20170406043051j:plain

サーミオン(Sermion)10mg

脳の血流を改善し、エネルギー代謝を改善する作用があります。脳梗塞後の意欲の低下予防薬として用いられる代表的な脳循環代謝改善薬です。

 

感想

単独一錠服用で効果あり、心なしか視界が広くなったような気がします。上記のビンポセチンとの併用によってその効果が強まったように感じられました。(プラシーボ効果の可能性あり)

 

C.脳で使用されるエネルギー源の供与

神経伝達物質により情報のやり取りが行われているといいましたが、この神経伝達物質の量にも限りがあります。そこで、神経伝達物質の原料となる物質を取り込むことによって、ピラセタムの使用によりエネルギー消費が激しくなっても、神経伝達物質の枯渇を防ぐことができます。

 

1.コリン

f:id:stockeizoku:20170405225609j:plain

脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの原料。補給することにより、アセチルコリン量の増加が期待できます。単なるエネルギー源なので単体で飲んでも効果は薄く、ピラセタムとの併用が一般的な飲み方のようです。

 

感想

エネルギー源の供与であるためか単独では効果なし、エネルギー消費を促進するピラセタムとの服用により集中力が高まった感覚あります。ピラセタムとコリンはセットで飲むのがいいかもしれませんね。

 

2.アセチル L-カルニチン

f:id:stockeizoku:20170405225647j:plain

こちらもコリン同様アセチルコリンの原料となり、脳内の神経伝達物質の量を増加が期待できます。特徴としては、分子量が小さいため、血液関門を通過し脳内に到達することができます。

複数の動物実験により神経活動の改善が確認、加えてアルツハイマー患者の協力による複数の研究で記憶改善が確認されるなど科学的にその効果が認められています。

 

感想

ピラセタム・コリン併用で集中力が高まったような感覚を得られた。アセチルコリンが通過することのできない血液関門を通過して脳内に到達できる分、エネルギー源として効率的なのかもしれませんね。

 

総括

試した印象として、プラシーボ効果の可能性があることはさておき、顕著に感じられたのは集中力が高まりでした。どれだけ他のものに意識を向けず集中できるかというのは作業効率に影響するため、そういう意味では服用するのも良いのかもしれません。

記憶力や理解力の向上に関しては、スマートドラッグの効果を感じられたような感じられなかったような、というのが正直な感想です。

 

飲み方に関しては、いずれも単体では効果が感じられないため、併用がおすすめです。ある程度個人差はあるけれど、僕の体感ではピラセタム・コリン・アセチル Lカルニチンの組み合わせが一番良い効果を感じられました。今回は一時的な使用でしたが、継続するかについては検討の余地ありです。

 

使用する際は用法・用量をお守り下さい。 もともと体内に存在しないものを継続的に使用するというのはある程度の危険性を孕んでいるので注意が必要です。

 

※1参照元<"Brain-specific" nutrients: a memory cure? - PubMed - NCBI

  

おまけ:カフェインと関連映画

身近なスマートドラッグとして知られるカフェインについて調べてみました。エスタロンモカ錠は偉大だ。

stockeizoku.hatenablog.com

 

リミットレスのような劇的な効果がある薬が開発されればいいのに・・・